成功事例

Canva Proは説明力の無い私が頭の中のイメージを表現するためのツール
Canvaを使うことで新規顧客数を増やし、コンサルティングの品質アップにつなげている宮津さんに詳しくお話を伺いました!
中小企業向けにオンラインで高額商品を販売するための仕組み「セールスファネル設計」の支援を行っている株式会社ENVY。
同社にて新規顧客の獲得、そして顧客対応(コンサルティング業務)に従事しているのが、代表取締役社長の宮津駿さんです。宮津さんは、広告や研修で必要になるさまざまなクリエイティブを、社外デザイナーに頼ることなく自らの手で作れるようにCanvaを導入されています。
今回は、日々の業務でCanvaをフル活用されている宮津さんに、Canvaを使い始めたきっかけ、そしてCanvaをどのように活用されているのかについて、詳しくお話を伺いました。
宮津 駿
株式会社ENVY 代表取締役社長
株式会社ENVYとは、どんな会社なのか教えてください。(https://hp.e-nvy.jp/)
株式会社ENVYでは「お客様の競合他社から嫉妬されるくらい成果の上がる仕組みを提供する」ことを理念としております。具体的な事業内容としては、セールスファネルの設計支援を行っております。簡単に言うと、オンラインから売上の上がる仕組みを構築するためのコンサルティングです。
当社では、2つの目的でCanvaを活用しております。
1つ目は魅力的な広告や資料を作り、新規顧客を獲得するためにCanvaを活用しております。
2つ目はセールスファネルの設計を支援する際に、ロジカル且つわかりやすい説明をするためにCanvaを活用しています。
この記事で紹介されているCanva活用による3つの効果
- 新規顧客数が増えた:目を惹く広告や資料が作れるので、顧客獲得コストが業界平均の半分になった
- コンサル品質アップ:頭の中のイメージを綺麗な図で説明できるので、顧客がロジックを理解しやすい状態になった
- 社長の業務を効率化:自分のイメージをわかりやすく表現できるので、定性的な事柄でも他人と理解が一致するようになった
直感的な操作性が導入の決め手でした

−−どのような経緯でCanvaを知って、導入することになったのでしょうか?
Canvaを知った経緯は、直感的に図解を作れるようなツールを探していた時です。
以前は、顧客に当社のロジックを説明する際に、手書きで図やイメージを描きながら説明していました。ただ、これは結構時間がかかり、大変でした。だからPowerPointで図解を作ろうとしましたが、使い方に慣れなくて途中で挫折してしまいました。
もっと直感的に使えるツールは無いのか?と探していた時にCanvaに出会いました。最初はCanva Free(無料版)を使っていましたが、素材も自由に使えるようになった方が便利だったのと、月々の金額も1,000円程度で安いので、すぐにCanva Proにアップグレードしました。Canva内の無料素材を使うか、他の無料素材をネットから拾ってくればCanva Proにする必要はありませんが、これは業務効率が悪いのと欲しい素材が無料ではないことが多いです。効率を考えれば月々1,000円のCanva Proを導入しない理由がありませんでした。
素人でもデザイナーを超えるクリエイティブを作れる

−− どのような場面でCanvaを活用していますか?
主に新規顧客獲得の場面と、顧客へのコンサルティング業務の場面で活用しています。元々の導入目的は、後者の顧客へのコンサルティング業務で、ノウハウやロジックをわかりやすく図解で伝えるためでした。私の頭の中にあるイメージや思考を図解に落とし込んで、視覚的に顧客が理解できるように徹底的にCanvaを使いました。
しかしそのおかげで、Canvaの操作方法に慣れて他の場面でもCanvaを生かせることに気づきました。その中でもCanvaのデザイン性は、新規顧客と接点を持つ場面である「広告」や「お役立ち資料」に生かせるな、と。だから今では、新規顧客を獲得するための「広告」「お役立ち資料」「ウェビナー資料」などを作るためにも使っています。
あとは、社外の話になりますが当社の顧客にセールスファネルを組み立てる際にCanvaの活用を促しています。経営者やマーケティング担当者がCanvaを使いこなせるようになるように簡易的な研修を実施したり、基本的な操作ができるようになる動画教材を用意しています。顧客の反応としてもPowerPointよりも直感的に使いこなせるし、綺麗なデザインを作れるからCanva導入に満足されています。コツさえ掴めばデザイナーよりも綺麗で魅力的なデザインを作れるのがCanvaの魅力です。
−− Canvaでどのようなデザインを作っていますか?
例えばお役立ち資料(メソッド公開ページ)であればこのようなデザインのものを作っています。
お役立ち資料の中でも個人的に力作で、よく読まれているのが「顧客獲得ウェビナーのシナリオテンプレート」です。


以上、Canvaではこのようなデザインを作っています。
頭の中のイメージが他人に伝わらない…

−− Canvaを導入前に感じていた課題を教えてください。
抱えていた課題は、私の頭の中にあるイメージを伝えることが苦手だったことです。外部のデザイナーに広告やLP制作を発注する際や、顧客へのコンサルで当社のロジックを伝える際など、口頭では60%くらい伝われば良い方でした。その解決策として、手書きで絵や図を書いて説明することも試みてみました。口頭で伝えるよりは伝わるものの限界があるのと、単純に毎回同じような説明を手書きするのも大変でした。つまりはコミュニケーションコストがかかりすぎる、といった課題がありました。
説明力が低いなら、図で伝える戦略を!

−− Canvaを使ってみて、どのような効果がありましたか?
まず、当社が提供しているコンサルティングで伝えるロジックを全て図解しました。視認性の高い図を使って説明することで、顧客の理解度も以前より確実にアップしました。私自身イメージで伝えるタイプで、説明力が低いので図を使って説明する戦略は成功でした。
Canvaを使いこなせるようになってから新規顧客を獲得するために、広告やお役立ち資料などもCanvaで作り始めました。知覚価値の高いデザインを簡単に作れるので、顧客獲得コストが半分くらいまで下がりました。具体的には、facebook広告のCPA(1リード獲得コスト)が業界平均の1/2になりました。
また、Canvaは直感的に操作できるので、私の頭の中にあるイメージを表現できるようになりました。「こんな感じのイメージ」とか「こんな感じのフローで進めたい」など、これまでは口頭で感覚的に伝えていた事柄を図解して表現できるので、コミュニケーションコストも大幅に下がりました。
でも、それって図解するのに時間がかかるのでは?と思われるかもしれませんが、図解している間に頭の中を整理できて、よりわかりやすく伝えられるようになりましたし、図解は数分で出来るのでイメージが伝わっていなくてやり直しなどのロスは無くなりました。
効率的にデザイン力を鍛えたいならCanva Pro

−− Canvaの使い方のコツや、便利なポイントがあれば教えてください。
私が使っている方法は、「自分なりのテンプレートを決めること」「色合いやデザインは本の模倣をすること」「Canva Proで素材をフル活用すること」の3点です。
1つ目の自分なりのテンプレートを決めることは、業務効率をアップするためです。テンプレートはCanvaのものを選ぶか、自分で作る方法があります。例えば、私の場合であればお役立ち利用は表紙、まえがき、全体像、各項目の説明、という流れで基本的なデザインは決まっています。
2つ目の色合いやデザインは本を模倣することはそのままです。色合いやデザインは素人がすぐに上手くなれるものではありません。Canvaのテンプレを使うのも良いですが、私としてはCanvaの操作性に慣れるためと、デザイン力を磨くために目に留まった本表紙のデザインを真似して練習することをおすすめします。

3つ目のCanva Proで素材をフル活用することは、クリエイティブを作る際にグラフィックや画像の素材を使い倒して、視覚的にイメージしやすいデザインを作ることです。そうすることで知覚価値が高くなります。
以上が私の使い方です。
あとプラスアルファのコツとして、Canvaで制作したクリエイティブは不要になっても全て残しておくことがおすすめです。なぜならば、上記のようにCanvaを使っているとデザイン力が確実に上がっていきます。私の場合は少しずつの成長でしたが、その成長過程を残しておくことでクリエイティブ制作の意欲にもつながりました。